相手ばかりを非難してる人注目!良い恋愛、良い夫婦とは?

不倫の恋をしていると辛いですよね
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【佐伯紅緒のスーパーカミオカンデ】 第95回
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先週は「土用」のせいか、いくつか聞いた恋愛相談はいずれも超ハードだった。
「土用」というのはひとことでいってしまえば、年に四回ある「季節の変わり目」のこと。この時期、なぜか通信機器が狂ったり地震や雷が多かったり、人間関係でもいらぬ波風が立ったりと、なにかと不安定な時期らしい。

だからこの時期は重要な決断をしたり、大きな買い物をしたりしないほうがいいのだそうだ。
ちなみに今年の夏土用は7月19日~8月6日。さよう、今皆さんがこれを読んでいる時点ではすでに終わっているんだけど、「土用明けの災厄」とやらもあるらしいのでくれぐれも気を付けましょう。

で、本題に入りますが。
先週の続きになっちゃいますけど、ほんと、いくら土用だからって湯気出して怒るとロクなことないんだよね。
というのはつい先日、彼氏と三年ばかり同棲中の女の子から「今日、『もう我慢できないから出て行ってくれ』って彼に言われちゃったんだけど、どうしましょう?」と泣きながら電話が入った。

こういうときの聞き手の心得は「半分くらいにして聞く」こと。なぜなら、彼女の訴えだけを100%マトモに聞いていると、相手の男はどんだけ極悪人かって風に思えてくるんだけど、実際はたいていそんなことはなく、よくよく聞けば彼女だってそれ相応のことはしているのである。

もちろん、そんなブラフには引っかかりたくないので、佐伯は誘導尋問する。

「ねえ、あなたは怒鳴ったりした?」

「しました」

「どのくらいのボリュームで?」

「『極道の妻たち』くらいですかね」

「ひょっとして、暴力とかもふるった?」

「……(小声)ふるったかも」

「どの程度?」

「相手は流血してました」

ほれみろ。東京裁判もビックリのスーパー欠席裁判である。

最初のうちはあの二人、あんなにラブラブだったのになあ……なんかその情景を思い出すと切ない気分しきりなんだけど、いちど相手の欠点が見え出したとき、それがやっぱり「恋」が「愛」に変わるか否かの勝負どきなのだと思う。
まあ「恋」が「愛」に変質し、さらに「情」となり果ててもダメになっちゃうときはある。

前にも書いたかもしれないけど、以前、こんな話があった。離婚調停中だというマスコミ関係の男性と飲んでいて、なんで別れることになったんですか、と聞いたら、「明け方帰ってきたら、妻がグラスを投げつけてきた。それで堪忍袋の緒が切れた」という。

「かろうじてよけましたが、当たっていたらどうなっていたことか。生命の危機を感じました。人として、やってはいけないことって絶対あると思うんですよ」

彼があんまり語気強くそういうので、「奥さんにグラス投げつけられるようなこと何かやったんですか?」と聞いたら、
「確かに外に子供をつくりました(彼ら夫婦に子はない)。だけど、人としてやってはいけないことって絶対あると思うんですよ」

あるよ、ある。佐伯、激しく同意。すげーな、ほんと、すげーよな(棒読み)。

だけど、やっぱり結局これなんだわ、としみじみ思ってしまいました。

人は、自分がされたマイナスのことはどんなにささいなことでも覚えてる。けど、自分が相手にしたマイナスのことはすごく小さく考える。きっと上の彼だってマジで、

外に子供をつくる<グラスを投げつけられる

と考えていたに違いない。

男女を問わず、私、怒ると見境がつかなくなっちゃうんですよねー、とさらりという人には気をつけたほうがいい。一言で自分のマイナスを片付ける人はかなりのことを相手にしている。

だけど、彼(彼女)だけを責めるにはあたらない。これはアル中やギャンブル中毒と一緒で、一種の病気なのである。だから、本気で治したいと思ったらそれ相応の治療をしないとダメなのだ。

ひとつ確実なことがあるとすれば、自分の痛みにばかり気をとられている間は、お互いの立場を思いやれる関係性はつくれないということだ。

つまり、男のほうは「自分が外に子供をつくったら妻はどう思うか」を思いやり、女のほうは「投げつけたグラスがもし夫に当たったらどうなるか」を思いやった行動をとれなければ、その関係性は負のスパイラルをたどり、やがて破局を迎えてしまうのである。

そのへんの問題を見事にクリアした理想的な夫婦の関係性を描いたのが宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」だったんだけど……あらら、字数切れになっちゃった。また来週に続きますね。