「好きじゃない、という暗示」が通用しなくなるほど、“すき”が増えていく。

【インターナショナル★ラブ】第11話
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効かないブレーキ

LEOとの時間を楽しいと思えば思うほど、これからどう接していくべきか悩みました。
LEOを本気にさせてはいけない、だからといって、連絡を断つことも…したくない。今のこの絶妙な関係をキープ出来ないかな? そんな贅沢なことを考えたりもしましたが、特に恋愛上手でもないわたしに、そんなことが出来るハズもなく…(笑)
今思い返すと、「LEOの気持ちをこれ以上…」などと考えている時点で、LEOのことをすごく考えてしまっている…好きになっていく要素を自分で作ってしまっていました。(笑)
結果、どちらの気持ちのブレーキもかけられていないという事態に――

angel

LINEでのやり取りが日課となっていたこの頃。その日もLINEでやり取りをしていました。
ヒナ:「I take a shower. I’m sleepy tonight ~シャワーを浴びてくる。今夜は眠たい~」
眠くて仕方なかったのでしょう、話の途中でこうメッセージを送っていました。
LEO:「OK, angel」
!!!
エンジェル!
エーンジェル!!!
なんで? 誰が? わたしが? エンジェル?
キューピーちゃんが脳内を飛び回る…。眠気も覚めます。
そうこうしている間に、更にLINEが鳴りました。
LEO:「Before you sleep, please send me a good night message ~寝る前におやすみのメッセージを送って欲しい~」
サラリとスルーしてシャワーしにいくべき? でも、気になることを聞くなら今しかないよね? でも、LEOは外国人。外国人なら、エンジェルなんてサラッと言うのかもしれない。いちいち反応するわたしがおかしいかもしれない? でも…でも…でも……

ぐるぐる考えているよりも、そのまま伝えればいいじゃない! と思いました。
ヒナ:「angel!!! How sweet!! hahaha ~エンジェル!なんてスイートなの!あはは~」
LEO:「Lol. yeah, you are. So message me when you going to sleep ~笑。そう、君は可愛らしいよ。だから寝る前にメッセージをちょうだいね~」
ヒナ:「I’m not sweet so I won’t send you a message ~わたしはかわいくないから、メッセージは送らない~」
LEO:「You are so far sooo sweet for me  ~僕にとって君は、とっても、と~ってもかわいいよ」
なにこれ…照れちゃう。って照れてる場合じゃない!(笑) なんでこんなことになっているの?

好きじゃない! という暗示

わたしは!
わたしは黒人を好きにならない! 好きじゃない!
LEOに特別な感情なんてない! ただ! ただわたしは英語の勉強をしたくて!
久しぶりに海外旅行へいくから、それまでの間、英語を使いたくて…
ただそれがあるからLEOと話していただけで、
わたしはLEOのことなんか好きじゃない!
英語を話す人なら誰だってよかったんです!!!

今までLEOとのやり取りを「楽しい」と感じていた事実さえも打ち消すかのように、そう自分に言い聞かせながら、シャワーを浴びました。
シャワーの後、メッセージを送るか悩みました。悩んでしまっていました。好きじゃないのなら、悩まいのでは?…ってことは…? と、自問自答。…ううん、違う、違う! angelやsweetなどと言われて舞い上がっているだけ。
「黒人と付き合ってはいけない」そんな考えに支配でもされているの? そう思うくらい、好きになってしまっていることを感じているのに、一切認めませんでした。認めるどころか、ただひたすら否定していました。
それなのに! これをキッカケにLEOはsweetな言葉をどんどん投げかけてくるようになりました。
「I love you」とは言わなくても、もはやそういうことでしょ! と思うくらいに――

著:ヒナ
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