40歳でモテる人、オワコンになる人。恋愛分岐点はどこ?

【佐伯紅緒のスーパーカミオカンデ】 第77回

先週末、お花見ついでにちょっと面白いパーティに出かけてきました。
誘ってくれたのは最近仲良くなったゲイの男の子なんだけど、いろんな人来るから見にいらっしゃいよ、と言われて行ったらすごかった。

なんていうか、こう、いまどき珍しい肉食系男女の集まりだったの。
メイン20代、国籍まちまち、帰国子女率もめっちゃ高く、当然、話も早い早い。エンリョなんかしていたらたちまち壁の花になってしまいます。

それでつくづく思ったのは、「モテ」というのは男女を問わず、「自信」のある人がゲットしているんだなということ。
そして、その「自信」の根拠もひとによってマチマチなんです。

たとえば会場にいた20代イケメン、職業はプロボクサー。この人はいろんな女の子から声をかけられまくっていた。そりゃそうだよね、見た目がよくて命をかけた仕事があって全然女にガツガツしてないんだもん。トランプのポーカーでいえば、最初に配られたカードがキングとかエースとかでてんこもりになってる状態。
当然、へたな女子に自分の大事なカードは切れませんよってカオしてる。で、その余裕がまた多くの女子をひきつけているわけです。

それにくらべて悲惨だったのが、20代の中に紛れ込んでいた40代と思しき男。
顔立ちは整っているんだけど、「イケメン」とは言いにくい感じ、わかります?
たぶんこの人、昔はきっとモテてたんだろうなあ。だけど今はすべてがかつてのようにうまくいかなくなっていて、そのことにものすごく焦ってる感じがした。
結婚してるし子供もいるんだろうけど、そのことをひた隠しにしていて、あわよくば若い子を、という下心がミエミエ。

当然のことながら、こういう人はモテません。
そもそもダメですよー。結婚してるならちゃんとそう最初にハッキリ言わないと。
案の定、20代の女の子をつかまえて必死に口説いてる最中、通りがかりの知り合いに「奥さんお元気?」なんて言われてひきつってた。

かと思うとカウンターに座ってたロングストレートヘアの女子、見た目は30代だけど本当はたぶん40代。
聞いたらシングルマザーで子供3人、自分で会社をやっているそう。で、前述のプロボクサーは彼女とずっと話してた。「付き合ってるんですか?」と聞いたら、「いえ、私の彼はあとから来ます」。

これだよこれ、カッコイー!! 案の定、あとから来た「彼」はすっごいイケてる人でした。

佐伯は結局ひと通りの観察が終わったあと、ゲイ友達と一緒に二件目のゲイバーに行ったんだけど、本当につくづく思ったのは、男も女も人生はすべてポーカーなんだなってこと。
人生って不公平だ。まず、最初に切られたカードの質からしてぜんぜん違ってる。
容姿とか家柄とか、生まれつきいいカードに恵まれている人もいれば、泣きたくなるくらいカスみたいなカードばかりの人もいる。

だけどこれ、若いうちだけ。恵まれたカードにアグラをかいてる人はそのうち下降線をたどってくるし、最初のカードが貧弱でも、それを一生懸命磨いたりあとからいいカードをひいたりして自分の付加価値を上げる人もいる。かと思うと、最初の恵まれたカードに決して甘えず、それをいっそう磨いてとんでもない高みに上がってる人もいる。

つまり、男も女もはたちのときの顔は遺伝子のたまものだけど、40になった時の顔はすべからく自分の責任。横から見ているだけのパーティでしたが、佐伯も年齢と共に右肩上がりのヴィンテージな女になりたいな、と思いましたよ。