三十路を過ぎたら恋愛において気をつける2つのこと

【佐伯紅緒のスーパーカミオカンデ】 第59回

佐伯はもうアラフォーですらないので経験則で言わせてもらいますが、女は三十路を過ぎたら恋愛の「駆け引き」はしない方がいいと思ってます。 

「駆け引き」っていうと一見、魔性の女テクのような印象を受けますが、厳密にいうとこれは以下の二種類に分けられる。

・伴侶になるための駆け引き
・相手とドウコウなりたいための駆け引き

前者は古く、ヨーロッパで祖母や母より伝えられてきた絹の下着みたいなもの。ひとつひとつは至って地味、しかしキッチリ行えば伝統だけあって成功率は高い。ただし、これは残念ながら妙齢独身女子限定のメソッドであり、あと釣りでいえば地引網みたいなものなので、相手をピンポイントで特定できないというふたつの欠点がある。

後者は前者に較べるとやり方も達成も比較的簡単だけど、要するにセフレ入門講座みたいなものなので、短期的にはうまくいっても、長期的にはいろいろモヤモヤ出てきてかえって苦しむという弊害がある。
しかもこれ、いっぺんこの「セフレ箱」に入れられてしまうと、よほどのことがない限り「本命箱」に移ることはできない。しかも、このコースに慣れてしまうと一生そのレールでいくしかないという危険がある。
 
だけど安心してください、どのみち三十路を過ぎたらこんなテクニック、いくら学んだところで失敗するのがオチです。
それよりも三十路過ぎた女、「駆け引きできない女性が陥りやすい失敗を学ぶこと」のほうがはるかに重要。

1.無駄な恋愛をしない

以前、何かの雑誌で叶恭子様のインタビューを読んだんだけど、そのとき彼女が「しないように気をつけていること」というインタビュアーの質問に対し、「無駄な恋愛」ときっぱりと答えていたのが印象的だった。
「恋愛は交渉です」と言い切った彼女のこと、もしかして、私の受け取った意味とは少し違うのかも知れないけど、三十路を過ぎた女にとっての「無駄な恋愛」というのはズバリ、この先いくらいっても実りがない「不毛な恋愛」のことである。

・惚れられていないのにこちらの意志だけでつなぎとめている
・他に本命がいるのにパドックの馬のような扱いを受けている
・不倫

これこそまさに「無駄な恋愛」。この場合に必要なのは、恋愛の駆け引きというよりも、一歩引いて大局を見る冷静な視点と勇気です。

2.暴走しない

みていると恋愛の駆け引きができない人というのは、

・猪突猛進に突っ走る
・脈がないのに気付かない

このふたつの地雷を思い切り踏んでしまっている場合が多い。
いやしくも女たるもの、いくら好きな相手であっても、

・こちらからばかりメールしている
・こちらからメールをすれば返事が来るけど、向こうから誘われたことは一切ない
・会おうといってもいろんな理由をつけてのらりくらりと断られる

こんな状態が続いているようなら、そこは「脈なし」と気づくべきなのである。 

このことに気づくだけでも、先のない恋愛に振り回されて時間を無駄にすることもなく、冷静に一歩引いてみることで、逆に相手がこちらに好意を寄せてくる可能性もある。

以上、三十路過ぎの女に必要なのは「男を落とすための駆け引き」じゃなく、自分も相手もニュートラルに見れる「冷静さ」じゃないでしょうか?