不倫が終わっても何年もひきずってしまう理由

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不倫が終わっても何年もひきずってしまってつらい思いをしてしまう人がいるという。今回不倫がなぜ終わっても何年もひきずってしまうのか?男女の心理に詳しい池尾昌紀先生にお話をお伺いしました。

不倫が終わっても何年も引きずってしまう理由

【池尾先生のお話】

  • 不倫だからこそ引きずる

 不倫は、相手に奥さんがいるにもかかわらず自分が選ばれているという“特別感”を感じる恋愛です。また、不倫をしている女性というのは自立をしすぎてしまっていて上手く人に甘えたり、弱音をはいたりする事ができないタイプの人が多いのですが、不倫相手の彼だけが自分の弱音をいえる特別な場所になっている場合が多いのです。このように不倫というはその人にとって特別な居場所になりやすく、失恋してしまうと特別な場所を失うと感じて、それが引きずってしまいやすい理由と考えられます。

独身女性と既婚男性の不倫の場合、独身女性というのは100%愛されたり愛したりする事ができないという状態なのが不倫です。ですから、その恋愛は最初から不完全燃焼となり、満たされないままなのですが、不倫関係が終わっても、満たされない思いはそのまま続いてしまうので、関係が終わっても、終わった感じがしにくく、いつまでも区切りがつかないと感じてしまうのですね。

  • その恋が重要ではない事に気づく

このように、不倫をひきずっているのは、不倫相手の彼をひきずっているのではなく、実際はその奥にある自分の感情をひきずっているという状態がほとんどです。

ですから、不倫が終わった後もそれを引きずって苦しんでいる時には、あの不倫や相手への気持ちを引きずっているのではないかもしれない、別の感情が辛くしているのかもしれない、と考えてみてください。

特別な恋愛だと感じていたのだなとか、不完全燃焼が続いているからなのかもとか、不倫の最中から「本当は満たされない思いがあった」からなんだ、など、相手ではなく、引きずるにはきちんとした理由があるんだ、と自分で気づくことができると、とても楽になります。

不倫で別れた後に何年もその恋を引きずってしまうというご相談を受けると、私は『不倫相手を使っているだけかもしれませんよ』と表現をする場合があります。

不倫をひきずっている方は、『あのひとだけが自分の事を愛してくれた』『自分が心から愛せたのはあの人だけだった』そのような思いで、何年もひきずっていらっしゃる方が多いのですが、そのことで、本当の自分の気持ちを隠すことができる場合も多いのです。本当の気持ちとは、弱音が吐けないほど自分に厳しすぎることです。この失恋は、もっと自分の価値を感じて、自分に優しくチャンスでもあるのです。また、新しい制限のない恋愛をすることが怖いために、前に進まなくていい無意識の理由に使っている場合もあります。

あなたが過去の不倫を引きずっているとしたら、本当にその相手への思いを引きずっているのでしょうか。

なかなか一人では気づくことが難しいことではありますが、信頼できる人に胸のうちを話したり、今日ご紹介した視点で整理していくことで、気持ちが楽になるきっかけをつかめることもあります。弱音が吐けないということは、今までがんばってきた証拠なのです。

「もう一人でがんばらなくてもいい」ことを学ぶチャンスかもしれないと思ってみてください。

 心理カウンセラー池尾昌紀さんについて