奥さんとも仲が良いのに不倫をする男の心理

ID-10035980

奥さんとも仲が良いのにも関わらず不倫をする男はなぜ、不倫をするのだろうか?男女の心理が得意な心理カウンセラーの池尾昌紀先生にお話を聞いてみました。

【池尾先生のお話】

奥さんとも仲が良いのに不倫をする男の心理とは

  • 家庭にネガティブな思いを持ち込みたくない男性特有の心理って?

「夫婦というのは、長い間一緒にいるからこそ、会話がなくなってしまうという事があるのですが、そうなると本音を話し合ったり、弱音や甘えをみせにくい関係になってしまうことがあります。すると妻に甘えたり弱音を吐いたりすることができないために、他の女性にその役割を求めてしまう場合があります。

 こうした妻に甘えられない心理というのは、夫婦の仲が悪い、コミュニケーション不足ということだけでなく、時には妻や家庭を守りたいという気持ちからくる場合もあります。

男性というのは、内と外を分ける傾向があり、仕事と家庭を別の世界として分けて感じている場合があります。すると、内の世界となる家庭という場所を、外の社会から守らなくてはいけないという思いを抱えることになるのです。これは無意識の場合も多いのですが、守らなければならない責任感というプレッシャーにもなりますが、一方で、妻や家族を守りたいという愛情である場合も多いのです。

すると、仕事で嫌な事があったとか、外で起こった嫌な感情を、家庭に持ち込む事ができないと無意識に感じてしまい、それを家庭の外で解消しなければ、との思いが不倫相手に向かう場合もあるのです。

妻や家庭を自分のネガティブな感情から守りたい、という思いから来ているとしたら本末転倒な話なのですが、そのことを自覚している男性はほとんどいません。男性の多くは自分の感情を感じるのが女性よりも苦手な傾向にあるために、無意識に行っている場合がほとんどなのです。」

  • 不足原則と日本の価値観という背景

 「不倫には、不足原則というのは働くという一面もあります。奥さんに持っていない魅力を外の女性に求めるというものです。

長く夫婦をやっていれば、倦怠期や飽きがやってきて刺激がなくなってくるので、外の女性に目がいきやすくなるのは事実。ここに「浮気は男の甲斐性」のような男性の浮気が許されるかのような価値観があるために、男性自身が浮気してもいいのでは、となんとなく感じてしまっているという背景が加わってきて、男性の浮気をしやすくさせているのではないでしょうか。

 また、日本には男女ともに、今でも良妻賢母や謙虚さという価値観があり、夫婦が欧米のドラマのようにリビングで子どもの前でイチャイチャしたりする事に対する抵抗があったり、子どもを育てながら妻がSEXYであることを良しとできなかったり、恥ずかしさが出やすくなったりして、夫婦でいることと恋愛関係がイコールになりにくくなる背景もあるとも言えます。

 こうしたことで、夫婦仲が良くても、妻に恋愛感情やSEXを求めにくくなってしまい、それを外に求めてしまうことで不倫につながっていく、とも言えます。」

インタビューした人:池尾昌紀先生