「もう若くないから」と色々諦めている人が幸せになる方法

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【佐伯紅緒のスーパーカミオカンデ】 第144回

「アラサー」「アラフォー」「婚活女子」「こじらせ女子」と、世間は妙齢未婚女子をカテゴライズするレッテルで溢れかえっております。

その多くは上記のとおり、多少揶揄(やゆ)的といいますか、自虐の響きを帯びているものですが、佐伯はこれ、自分を含め、呼ばれる当人たちにとって非常にキケンな兆候だと思う。

 

なぜなら、このレッテルをいちど貼られてしまうと、なかなかそこから抜け出せなくなり、その結果、いろんなことに「自主規制」が入ってしまうから。

 

「もうアラサーだから20代の頃のようにモテなくなった」

(そんなことはありません)

「もうアラフォーだからあんな恰好したらバカにされる」

(似合えば何着たっていいと思う)

 

佐伯が「イヤだなー」と思うレッテルのひとつに「美魔女ですね」というのがある。

もちろん、相手はほめ言葉のつもりで言ってくれてるんだろうけど、佐伯的はこれを言われるたびに「うへえ」という気持ちになる。なんていうか、オリの中へ放りこまれたハダカデバネズミみたいな気分になるのだ。

(*ハダカデバネズミ・・・ヒアルロン酸の体内密度が濃く、生活環境が厳しくなると代謝を低下させて老化を防ぐ能力を持つ動物。それが最近、アンチエイジングだのガンの予防だのの研究対象になっているらしい)

世間様がどんなレッテルを貼ってくださろうがそれは自由なんだけど、

「そんなものになるためにこの年まで生きてきたんじゃねえ」

これが、言葉は悪いがまごうかたなき佐伯の今の本音である。

 

悲しいアダ名をつけられたことのある人なら誰でも知ってると思うんだけど、呼び名というのは呼ばれた人間を妙な「呪(しゅ)」にかける力がある。

「呪(しゅ)」というのは平安時代に生まれた呪術的な概念のひとつで、その意味は読んで字のごとく、いわゆる「人を縛る呪い」である。

「チビ」「ブス」「バカ」「デブ」「ハゲ」「オタク」「こじらせサブカル系女子」「七光り」「童貞」「包茎」「腐女子」etc・・・。

ああ、この世はなんと多くの人を縛る「呪(しゅ)」に満ちていることか。

 

「陰陽師」という映画の中で、安倍晴明が相棒の源博雅にこの「呪(しゅ)」について説明するくだりがある。それによると、「呪(しゅ)」というのは要するに「もともとそこにあるものに加える束縛である」らしい。

つまり、親が自分の娘に「おまえはブスだ」と言い続けると、その娘は本当に「ブス」になってしまうのである。

たとえば、「おまえは何をやってもダメだ」と子供を毎日叱りつける親。

反対に「おまえのような優秀な子供はいない」と毎日ほめたたえる親。

これは両方とも、子供を「呪(しゅ)」にかける親の行為である。

 

上はともかく下みたくほめるのはいいんじゃね? と思われるだろうけど、残念ながら答えはノー。

なぜなら、佐伯の知り合いの女性に、東北の小さな街で「おまえのような可愛い女の子はいない」と親に言い聞かされて育ち、そのつもりで自信マンマンで上京したら現実を知ってうちのめされた、なんて人もいるからだ。

もちろん、これが吉と出る場合だってたくさんあるだろうけど、多くの場合、親によって適切でない自己認識を持たされた人間は大人になってから苦労する。

そして今、大人になった私たちの周りには、隙あらば「レッテルを貼ってやろう」とバーコードリーダーを片手に目を光らせる、閉店時間前のスーパーの店員みたいな人が大勢いる。

そんな人たちに「見切り品」のレッテルなんか貼られたらもう大変。

佐伯が思うに、妙齢女子に対し「アラサー」だの「婚活失敗女子」だのとレッテルを貼る行為というのは、平安時代の「呪(しゅ)」にかける行為と基本的には同じである。

 

なんでこんなことを長々書いたかというと、先週も少し触れたとおり、今の世の中、そういう奇妙なレッテルを真に受け、身動き取れなくなっちゃってる女の子が実に多いように見受けられたから。

 

あのですね、関係ないのよ。世間様が「○○歳の女はこれこれ」なんて余計なことたくさん言うだろうけど、そんな不確かで下品なレッテルなんか耳に入れなくて構わない。

少なくとも、それがあなたを勇気づけるどころか、重しにしかならないようなレッテルならば、自分を害するものとしてフル無視してしまってOKです。

大事なのはあなたが日々どう楽しくかつ真剣に生きるかであって、そこにあなたを知らない「世間様」のつけ入るスキなんか一ミリもない。

ただ、この一見害にしかならない「呪(しゅ)=レッテル」の有効活用法がひとつある。

それは、自分の望む「呪(しゅ)」を先に自分にかけてしまうこと。

「陰陽師」によると、この世でいちばん短い「呪(しゅ)」は自分の「名前」だそうである。これを自分にかけてしまうの。嘘みたいな話なんだけど、これは絶大なる効果がある。

 

自分の話で恐縮なんだけど、佐伯は小学校の頃、いちど夢の中で「未来の自分」に会ったことがある。

すごく不思議な夢だった。その未来の私は自分で言うのもなんだけど、すごくきれいな女の人で、日本のものじゃないみたいなエキゾチックな着物を着て、手には素敵な毛筆と一筆箋みたいなものを持っていた。

だけど、なぜだか私にはその人が「自分だ」とすぐにわかった。

まあそのへんは夢なんだけど、その時、佐伯はその未来の自分にある名前をもらったのである。

これは一生人に言う気はないし、言ったら何かが失われると思っている。だけど、いまの私のペンネーム「紅緒」は、その名前を一部使ったものだ。

これは私の卑近かつトンチキな例だけど、「名前」ってそれくらい大切なので、どうせなら「これだ」というものを自分につけてしまえばいい。

恥ずかしければ人に言わず、自分の中で唱えるだけで構わない。とにかく、人にとやかく言われる前に、自分にふさわしいと思えるレッテルを自分に「ペタッ」と貼ってしまうのだ。

 

そうすれば、他人から「おまえはダメだ」といくら言われても即座に「いいえ、私はダメじゃありません」と言い返すことができるし、佐伯も現にそうしています。だから、皆さんもカモン!レッツゴー! これは冗談で言ってないよ。

佐伯紅緒(http://saekirouge.jp/)

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