恋人と価値観が同じでなくても大丈夫!【ただし例外を除く】

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昔、当時付き合っていたひとまわり年上の男に、ダニエル・シュミットというスイスの映画監督の映画を一晩中見せられたことがある。

どういう映画かっていうと、白ぬりのおじいさんがただ踊っているだけだったり、やっぱり厚塗りのおばさんが能舞台でエンエンなにか喋ってるという、でもきっと好きな人は大好きな、まごうかたなき芸術映画。

 

もちろん、私にとっては苦行以外の何物でもありませんでした。

芸術を『ゲイジツ』としか発音できない私のような女にとって、おそらく人生、三本の指に入るくらいの苦行。

その男はTK気質とでもいうか、付き合う女に自分の愛するものを見せては教育し、自分好みの女に仕立てるというのを生きがいにしてた人なのですが、私に関しては人選ミスとしか言いようがありませんでした。

これが、当時ちょうどリアルタイムで流行ってた「エヴァンゲリオン」の全話イッキ見とかなら、私だってノリノリでアフタートークまで付き合ってたところですが、いかんせん見せられたのは白ぬりのおじいさん。

おぼこかった当時の私にはあまりにハードルが高すぎました。

つらつらと書いてまいりましたが、要するになにが言いたいかっていうと、

「価値観が受け入れられない相手とは続かない」ってことです。

たとえば、彼がスポーツ万能であなたが運動オンチの場合。

彼がアナタに歩調を合わせてくれればいいですが、ほとんどの場合、そうはいかない。

登山ひとつをとってみても、「楽しいから」と彼女に強引に山に連れだしたはいいものの、気づくと彼ひとりがサッサと先に行ってしまい、下山と同時に破局、なんてケースも。

同じく、私みたいにゲイジツの素養もなければ興味もない人間に、映画学校を出た人にしかわからないような難解な映画を見せても無意味。

よほど解説が上手でない限り、睡眠を奪ってエンエンと自分の教義をすりこむだけの「洗脳」になってしまいます。(あれ、もしかするとそうだったのか???)

でも逆に、なら価値観がまったく一緒ならいいか、というとそうでもない。

よく、芸能人が離婚理由にあげるナンバーワンとして「価値観が合わなくなった」というのがあるけれど、これはどっちかっていうとむしろ逆で、本当は一緒にいるうちに価値観が似すぎてしまい、互いに学ぶものがなくなっちゃったから、っていうケースが多い。

つまり、互いの違いを味わいつくし、それ以上一緒にいる意味がなくなっちゃった、っていうことです。

最初はいい。互いの違いが面白く、それぞれのフィールドに入っていって、自分ひとりじゃ絶対見聞きしないようなものをあれこれ楽しめる。

だけど、それが一通り落ち着いてしまうと、こんどはマイナーチェンジというか、互いに新しいものを独自に取り入れる努力が必要になってくる。

だけど、うまくいかないカップルはこれをやらない。

同一化しちゃったまま、ズルズルとそのままいっちゃう。すると生活が次第にマンネリ化していき、停滞が始まってくる。安定がよくない方に傾いていき、片方が新しいことを始めるともう片方が邪魔したりする。

そのうち、パートナーだけではつまらないから、と刺激を外の誰かに求めだしたり。

こうなるともうアウト。だから、そういうことにならないためには、互いが常にリニューアルチェンジをはかるよう意識したほうがいい。

人間、いくつになっても新しい刺激は必要。恋人でも夫婦でも、常に互いにどこか「隣はなにをする人ぞ」という部分があったほうがうまくいく

秘密を持つとかそういうんじゃなく、なんかこう、常にゴソゴソなにかやってる人ってやっぱり魅力ある。大事なのはあなたが彼のその「なにか」を楽しめるかどうかということ。

特に、男性には女性より「マイブーム」に耽溺する傾向があり、それをある程度理解してくれる女性のことを好きになる。だったら、それにのらない手はない。彼が名古屋まで4DXの怪獣映画を観に行きたいといったら付き合えばいいし、彼がリニアモーターカーの抽選に当たったといってはしゃいでいたら日焼け対策して一緒に行けばいい。

というわけで、本日のポイントをざっくりとまとめますと、

・価値観は一緒でなくていい

・むしろ違っていたほうがいい

・互いの違いを楽しもう

です。

では皆さん、よいGW明けを!