事故物件な男に足を引っ張られずに幸せになる方法

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【佐伯紅緒のスーパーカミオカンデ】第127回

春先というのは事故物件(やっかいなオトコ)が活性化するのでしょうか、毎年、この季節になるとそのテのネタがバンバン舞い込んでまいります。パチンコ屋さんでいうところの「チーンジャラジャラ、はいおめでとうございます」状態。

奇を好む心と書いて「好奇心」と読みますが、佐伯は最近、このコラム「スーパーカミオカンデ」のコアな読者に共通するある傾向を知りました。

それは、

 

「好奇心旺盛なゆえに変な男に引っかかり、重度のヤケドを負った経験を一度ならず持つ人」です。

その理由は誰でもない、著者の私が「そういう経験」の持ち主だからなんでしょうが、佐伯総研のリサーチの結果、このコラムを読んでも「今ひとつピンときません」と答えたのは、大抵、はたちくらいの女の子。まだ恋愛人生のあけぼのにいる人たちでした。

かたや、「うんうんわかりますう、もはや私のバイブルですっ」と答えてくれたのは、アラサー以上のいちどならず恋愛において「ひどい目」に遭ってる人。

そうなんです、私のコラムのファンの人というのは昔理科の実験でやった、ヨウ素液をたらすとたちまちムラサキ色になるデンプンみたいな人たちなんですよ。

そして最近、私のコラムを読むと真ムラサキになる女性たちと立て続けに話をしたんですが、事故物件のコレクターみたいな彼女たちにもまたある共通点があることに気づきました。

それは、

・明るくてテンション高め

・真面目で勉強家

・親の愛をきちんと受けて育っている。だから陰か陽でいえば絶対「陽」

・なにか変なものを見るとつい面白がってしまう癖がある

・美人でモテる

・自立心旺盛にして向上心がつよい

・おひとよし

・どこか抜けている

・楽天家。「ま、いっか」が口癖

さあさあ、「きゃあ、これって私のことだわ!」と戦慄したそこのアナタ、キミたちがつい惹かれてしまうのはもしかしてこんなタイプではないか。

・どことなく影があり、いつもひとりでいるイメージがある

・複雑な家庭に育ち、親の愛に飢えている

・仕事能力はべらぼうに高い

・フェロモンが人一倍つよく、ヤリチン

・完璧主義

・ワガママ、自己中心的

・病的な部分がある

・ときおり、ぞっとするくらい冷酷な面を見せることがある

・動植物には過剰なほどの愛情を見せる

・マザコン

そう、ハイテンション女とメンヘラヤリチンというのはワインとチーズのごとき絶妙のマリアージュなので、互いが互いをコウモリのごとく超音波レベルで引き寄せている。

要するに共同作業。そしてその結果、双方とも無自覚のまま同じヤケドを繰り返してしまう。

佐伯はメンヘラヤリチン君たちにも多々インタビューしているので、彼らサイドの言い分もそれなりに知っている。

まず彼らが口をそろえて言うのが「女ってやつは」という台詞。

「女はすぐに俺を裏切る」

「動物は裏切らないからいい」

「お日様みたいな明るい子だと思って付き合ったのに、俺のことをわかってくれなかった」

「あんなガキだとは思わなかった。あいつは努力が足りないし、いくら言ってもだらしないから駄目だ」

「スケールが小せえんだよ。それにひきかえ○○(他の女)はよかったなあ」

・・・・・始末の悪いことに、こういう男に限って妙に魅力のカタマリみたいな奴だったり、社会的な実績や地位を持っていたりする。

だから、付き合う女はこのテの男に口汚く罵られたことを真に受け、「あんな立派な人に言われたんだからきっと私が至らなかったんだわ」と、別れたあとも何年もトラウマをひきずってしまう。

心当たりのあるアナタ、佐伯がとっておきの有料情報を提供します。

あのね、能力と人格はまったく関係ないんだよ。

嘘だと思ったら、アインシュタインとかジャック・マイヨールなんかの評伝を読んでみるといい。まあそれはひどいもんよ、偉人のプライベートってとんでもないの、彼女とか平気でブン殴るし、精神を患ってる人も多い。

あるいはもし機会があれば、そいつの元カノに昔何があったかを聞いてみるというのもいい。検証すればきっときっと、アナタが言われたことを必ず彼女も言われているはずだから。

佐伯は昔、とある男性と付き合っていた時に、他の女の子と較べられて「あいつは優でおまえは劣だ」と日々言われ続けていたことがある。

ところが、そいつと別れてからしばらくして、たまたま「優」の子の共通の友達とその話をする機会があり、「優」の子もまた彼に罵られ植木バチをぶつけられて逃げていたという事実を知った。

おうおうにしてそんなもんなんです、だから、へんに自分ひとりを責めず、「あれは自分のせいじゃなく相手の問題だったんだ」って思うのってすごく大切。

見てるとなまじ向上心があったり我慢強い女の子ほどついそんなワナにかかっちゃうんだけど、男のほうも心得ていて、そのへんのカラクリを知ってる女には決して手を出さない。ようするに自分に自信がないから、自由にコントロールできる素直な女しか相手にできないんだよね。

今ならそういうのが見えるけど、あの頃、それがわかんなかったなあ。

でも、事故物件に触れてヤケドするという経験のよいところは、そうでないちゃんとした男性のありがたみがわかるようになるところ。

ビフォア事故物件の時代には「退屈な人」としかうつらなかった男性が、アフター事故物件の目で見たらなんと魅力的に映ることか。

怒鳴らない、無視しない、たからない、ああ、なんていい人なのかしら(笑)。

そういう意味でハードルを下げるってとても大事なことだと思う。決して妥協なんかじゃない、プラス評価で相手を見れるようになってってことだから。

なので結論、言葉は悪いかもしれないけど、そういう事故物件との経験はトラウマではなく「他山の石」ととらえるのをお勧めします。「傷ついた日々は幸せになるための大切なレッスン」ってユーミンも歌ってるけど、闇を経てみなければ見えない光というのは絶対あるから。

だから、今そういう日々を経て幸せになってるアナタ、本当におめでとう。そして、今まさにそういう日々の真っ只中にあるアナタ、今はなにを言ってもムダだろうけど、明けない夜は決してないからくじけずに頑張ってね。