貴女は自分の恋人が○○であっても愛することができますか?

不倫の恋をしていると辛いですよね
そんな辛い気持ちを否定せずに
優しく受け止めてくれます。


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【佐伯紅緒のスーパーカミオカンデ】第114回

「絶対これ、なにかのワナだと思うんですよ佐伯さん」

少し前、平安美人のミユキちゃん(仮名・33)が私に相談してきたのは、最近彼女に熱烈なアプローチしてきているという男性(40歳)のこと。以下、面倒くさいので会話をそのまま起こします。

「ワナって一体どーゆうこと、ミユキちゃん」

「スペックが良すぎるんです。一流大卒、イケメン、年収一本越え。独身。おまけに優しい。冷静に考えてあり得ません」

「なにが?」

「あたしなんかに来ることがですよ。うち(ミユキちゃんの勤め先)、製薬会社じゃないですか。冗談抜きで企業スパイとかときどき入ってくるんです」

「でも、あんた総務部でしょ。開発ぜんぜん関係ないじゃん」

「でも佐伯さん、そういう人があたしなんかにあんな勢いで食いついてくると思いますか?」

「あたしなんか、ってのがよくわからない」

「あたしの彼氏いない歴何年だか知ってます? 7年です。それに佐伯さん、こないだあたしにお勧めの乙女ゲーム教えてくれって言いましたよね。あのとき出したラインナップ、あれがあたしの青春のすべてです」

「ああ、あのアンジェリークとか金色のなんとかいうやつ」

「そうです。あたしの青春はハーレクインとBLと乙女ゲームがすべてでした。そんなあたしに、あんなキングオブリア充みたいなのがあんな勢いで食いついてくると思いますか?」

「あんな勢い、ってのがわからない」

「ホラ」(ミユキちゃん、LINEのやりとりを見せる。恋愛初期の男特有のテンション高文&スタンプの嵐)

「これ一日分のやりとり?」

「そうです」

「彼、お仕事は?」

「自分で会社やってます」

「お住まいはどちら?」

「六本木のMタウンです」

「ほおー」

「ね、もうこの時点でおかしいでしょう?」

「40でそれで独身ってことは、それに見合う相当のなにかがあるってことだよね」

「ですです」

「ものっそい遊び人とか」

「ないです。いつも彼と一緒につるんでる男友達が、あいつモテるけど女っ気ないよって言ってましたから」

「その男友達もグルなんじゃないの」

「彼はあたしの中学からの友達です。悪いことがあれば正直に言います」

「じゃあゲイとか」

「ゲイがなんであたしにくるんですか」

「偽装結婚とかあるじゃない」

「こないだ夜の代々木公園でキスされました。胸もしっかり揉まれました。あのテンション、絶対にお芝居なんかじゃなかったです」

「DV癖を隠してるとか」

「それもないと思います。お姉ちゃんの元彼がそういう人でしたけど彼は全然違います」

「じゃああれだ、夜中になると首がのびて行燈の油をなめるとか」

「佐伯さん、真面目に相談に乗ってください」

「真面目に言うと既婚なのでは」

「とっくに聞き込みして調べました。シロです。離婚歴もありません」

「その人とはどこで知り合ったの、ミユキちゃん?」

「さっき言った男友達が今その人の会社で一緒に働いてるんです」

「出会いの顛末と初対面の印象を詳しく」

「内輪の飲み会で人数が足りないからって急に当日誘われました。そのとき正面に座ってたのが彼です。ファッション誌から抜け出てきたような恰好してて、ひと目見てうわこりゃ絶対縁ないわーって思いました」

「それがどーして食いついてきたの」

「その瞬間はよく覚えてます。彼氏いない歴の話になった時です」

「へー」

「あたしが清い身体のまま成人式迎えたって言った瞬間です、その人が身を乗り出してきてあたしにワイン注いできたのは」

                                ―

御年33にして顔の産毛もそったことがないという純朴なミユキちゃん。彼女にわたしができそうなアドバイスはひとつしかなかった。

「ヤッて確かめる、それしかないな。そしたらきっとナンかわかる」

「・・・・・・了解です」

そして半月後。

「やりました、佐伯さん」

「どうだった」

「わかりました、たぶん、彼があの年まで独身だった原因が」

「なんだったの」

「あたし、今までちゃんと付き合った男の人ってひとりしかいないんですけど・・・それでもさすがにわかりました。彼、エノキダケだったんですよ」

「エノキダケ?」

「その・・・なんていうか、サイズ的な問題です。あれじゃどんなにスペックよくても普通の女の人は無理だろうなって思いました。でも、それくらいなら私、平気です。脳内恋愛慣れてますから」

「・・・いいの? だって、エノキダケだよ?」

「構いません。三次元っていうだけでもうあたしには御の字ですから」

人生いろいろ、でもそういうミユキちゃんの顔を見た時、ああこの組み合わせは大丈夫だろうな、って思った。ちなみにこれまでのこの手の相談の最高記録はシメジ。でもちゃんと自然妊娠で子供できてた。愛があれば大丈夫。